空蒼の海―日記

鹿島アントラーズ応援。家事に追われつつ、仕事したり、歌ったり、何か書いたり、いろいろと。

CLグループステージ 第4節、シャルケvsアウクスブルク(11/1 BL第10節)

遅くなってしまいましたが、書いていなかったのでブンデスリーガシャルケvsアウクスブルクについて、少しだけ。

 

シャルケはいい戦いができたとは言いがたいです。

試合開始後11秒でユリアンが怪我。

ディ・マッテオ体制初戦はよかったと思うのですが、その後と同じくボールが繋がらない、収まらない。シュートチャンスはほとんどなかったと思います。

 

でも、前半30分くらい、内田さんが自陣でボールを奪うと、2人を抜き去り50mを独走!ゴールライン際まで持ち込み、相手DF2人とGKの間をすり抜けるクロスを送ります。これをフンテラールがなぜか右足アウトサイドで蹴りこみ先制!

本当に素晴らしいプレー。何回見てもきれい。

 

前日には2018年までの契約延長が発表されていた内田さん。相当気合が入っていたのか、その後は守備でも熱いプレーを見せてくれました。

たったひとりで相手のチャンスを潰し、対人勝率は75%。膝の影響か簡単なパスを取られる場面もありましたが、ほぼ完璧なパフォーマンスだったと思います。

 

結果、負け試合的な展開の中、勝ち点3をもぎ取りました。内田さんは各紙でMOM、ベスト11に選出。まったく異論のない活躍ぶりでした。

 

 

さて、CL第4節。スポルティング・リスボンvsシャルケ

前節疑惑のPK判定でなんとかホームで勝ち点3を得たシャルケ。相手サポはその判定に不服を示すため、CLアンセム中に大ブーイングでした。

 

試合は立ち上がりからスポルティングペース。シャルケは相変わらずCBのポジショニングが悪く、また2列目の守備への参加にもルールがないのか、誰のマークに行くのかはっきりしない感じでした。

攻撃は相変わらず形が見えない。この前の「いいオバシさん」は1回きりの登場だったようで、走ってはいるけれど、トラップミスが非常に多いのと、相手に読まれてしまう単純なプレーばかりなのが気になりました。

 

そんな中、シャルケがセットプレーから相手のOGで先制点を奪いました。

ちょっとは流れが変わるかな?と思いきや、変わらず。内田・オバシ・フンさん・マイヤーの素敵な崩しはありましたが、決められず。

10分後くらいにセットプレーから失点。前半を1-1で折り返しました。

 

ハーフタイムで流れが…と思ったらやはり変わらず。

角度のあるミドルシュートで2点目を決められてしまいます。フリーで打たせてしまったこと、CBもGKも打たれる準備を少しもしていなくてシュートコースを開けてしまったこと。不可解な守備でした。

 

そのあとシャルケはマイヤーくんがドリブルで仕掛けチャンスも作りましたが、倒されてしまいシュートまで行けず。

オバシさんがゴール前でこぼれ球をGKと1対1で拾ったシーンもありましたが、信じられないことにシュートを打たず、キーパーに取られる。これには心底腹がたちました。

 

そのあともズルズルと悪い流れを引きづり、3点目は右サイドでフクスが振り切られ、そこからのクロスにフリーで走りこんだナニが押しこんで決まりました。

この日のフクスは足の調子が悪いのか、相手のスピードにまったくついていけていないようでした。

 

シャルケは形を作れないままに攻めて、アオゴのゴールで1点を返します。

しかし、ATに全員が前がかりになったところで、中盤でボールを奪われ、独走のカウンター。まさかの4失点目。

昔のガラタサライ戦でドログバにやられたシーンを思い出しました。

 

結果、4-2での敗戦。いいところがなかなか見えない試合でした。

内田さんは膝の影響かパスの精度に問題がありましたが、守備のポジショニングでは要所をおさえていたと思います。相手のプレッシャーがあったのか攻撃参加は少なかったですが、何度かいい上がりも見せていました。ボールが来なかったけど…。

ゴール前で人につかないで、GKのカバーに入るシーンがいくつかあったのは気になったけど、そういうルールなのかな。

 

同グループはチェルシーがドロー。2位争いは混戦模様。

次はチェルシーとホームで対戦です。なんとか勝ち点を積み上げて、グループステージを突破してほしいと思います。

 

CLグループステージ第4節 結果↓

 グループA
マルメ 0-2 アトレティコ・マドリー
ユベントス 3-2 オリンピアコス

グループB
バーゼル(柿谷ベンチ外)4-0 ルドゴレツ
レアル・マドリー 1-0 リバプール

グループC
ベンフィカ 1-0 モナコ
ゼニト 1-2 レヴァークーゼン

グループD
ドルトムント(香川スタメン63分交代) 4-1 ガラタサライ
アーセナル 3-3 アンデルレヒト

グループE
マンチェスター・シティ 1-2 CSKAモスクワ
バイエルン・ミュンヘン 2-0 ローマ

グループF
アヤックス 0-2 バルセロナ
パリ・サンジェルマン 1-0 アポエル

グループG
マリボル 1-1 チェルシー
スポルティング・リスボン(田中ベンチ外) 4-2 シャルケ(内田フル出場)

グループH
 シャフタール・ドネツク 5-0 BATEボリソフ
アスレティック・ビルバオ 0-2 ポルト

 

レアル・マドリードルトムントバイエルン・ミュンヘンパリ・サンジェルマンバルセロナポルトが決勝トーナメント進出決定。

新潟vs鹿島(11/2 J1第31節)

ビックスワンで観戦してきました。

4戦勝ちなし、ここで勝ち点3が取れなければいよいよ優勝はなくなる、という1戦。

鹿島からは1500人のサポーターが集まりました。少ないくらいに感じたけど…。

 

前節負傷交代のカイオに代わってトヨ、出場停止の脩斗くんに代わって前野選手会長が先発。1トップは赤崎。

 

前半は完全に新潟ペース。

前野は試合に入れていないのか、守備の面でミスが目立ち、左サイドを狙われることが多かったです。

攻撃陣は動き出しが少なく、ボールを奪えないし、収められない。

赤崎はまったく物足りない。トヨはアイディアはあったように思うけど、技術がまだまだ。聖真はこういう展開だと消えがちですが、ボールを持ったときにはドリブルで仕掛ける意識が見えました。ヤスは最近の試合同様にミスが多めで、どうしたのかなぁと。

岳さんはアイディアを見せていましたが、周りと合わず。というか、岳さんは周りを動かすタイプではなく、動いているところに出すタイプだと思うので、出しどころがない状態になっていたかもしれません。セットプレーはまだまだ。

 

それでも、ソガや昌子や大伍の奮闘でなんとか無失点で試合を運びましたが、前半終了間際に鈴木武蔵にゴールを決められて失点。

1回抜かれたあとがっくりしてしまい次の対応が遅れる、という植田の悪い癖が出ていました。

そのあとフリーキックのチャンスがあり、サインプレーを選択しますが、上手くいかず。サインプレーってあんまり怖くないような…。

 

後半は応援も一気にヴォルテージをあげ、逆転を目指します。

立ち上がりはやはり不安定でしたが、早い段階でトヨ、赤崎に代えてカイオ、充孝を投入。ここで一気に流れが変わりました。

カイオの成長には目覚ましいものがあります。スピードはもちろん、ドリブルの駆け引きが本当によくなった。シュートも最近決まっているし、あとは少し視野が広くなって、効果的なパスが出せるようになったら、本当にネイマールみたいな選手になっていきそうです。帰化の話も期待してるけど、セレソンを目指してほしい気もするなぁ。

 

さて、攻め続ける展開の中、満男さんの落ちるFKから充孝がダイレクトボレー!これが決まって同点。

さらに試合終了間際、レオシルバが大きな決定機を外した直後、右サイド高い位置でボールを受けた大伍が時間をかけて狙い、相手の股を抜いてシュート!逆転に成功しました!

そのあとも危ない場面がありましたが、カイオのポスト直撃シュートなどチャンスも作りながら時間を使って、そのまま1-2で試合終了。5戦ぶり、1ヶ月ぶりの勝利でした。

 

特に同点になってからのゴール裏の雰囲気はとてもよかったです。みんなしっかり声出していて、一体感があり、必ず逆転できる予感がしました。

試合後にはいつもより多めにオブラディして、そして「奇跡を起こせ」の大合唱!逆転優勝に向けて、この勝利は本当に本当に大きい。

大伍は試合後インタビューで、サポーターのほうを見ながらコメントしてくれていました。「応援してください」ではなく、「一緒に戦っていきたい」と言ってくれていたのも嬉しかったです。

 

試合前には、後半ATのヤナギのゴールで仙台がG大阪に追いついて、ドローに持ち込んだことも分かっていました。これによりガンバとの勝ち点差は2に縮まりました。

しかし、翌日の試合で浦和が横浜に勝利。勝ち点差は7のまま。次節、浦和がガンバに勝利すれば優勝確定となってしまいます。

鹿島の逆転優勝には3連勝が必須、さらに浦和が2分1敗以下、ガンバが2勝1分以下でチャンスがあります。

望みはまだ残っています。諦めずに戦っていかなくてはなりません。

得失点差勝負になる可能性もあるので、リーグトップの得点力を活かして、攻め勝ってほしいと思います。

 

ナビ決勝と代表戦のため、しばらくリーグは中断。休み明けの弱さが目立つ今年の鹿島ですが、いい準備をして5位川崎戦に臨んでほしいです。

 

ここからは余談。

 

試合前、インファイトがフェンス越えて入ってきた相手サポや、お米のPRマスコットに暴行を働いていました。フェンスの警備員さんにも「壁ドン」して恫喝したりも。

とてもとても嫌な気分でした。

たとえ相手に挑発行為があったとしても(そうは見えませんでした)、暴力が認められる理由にはなりません。追い出したいにしても、警備員さんに指摘するなど、暴力的でないやり方があるように思います。

それを「敵を戦っている」と評するのも理解できません。サッカーでの戦い、ピッチの上での戦いだけが重要なのであって、相手のスポンサーやサポーターを攻撃する必要など微塵もないと思っています。考え方の違いかもしれませんが、一般的な道徳意識から外れたヤクザ的、暴力団的な思想があるように感じて残念でした。

選手が相手をリスペクトして戦っているのと同じように、サポーターも相手を尊重しなくてはならないと思います。

 

また、自分も含めて、それを遠巻きに見て、ひそひそと悪口を言うだけになってしまいました。鹿島サポは暴力を容認していると言われても仕方がないです。

今までもいろいろ問題があって、「一部のサポが…」といつまでも言い訳して黙認するわけにはいかないと思います。今はリーグも敏感になっているので、無観客試合や勝ち点剥奪になったとしてもおかしくないし、そういうときにインファイトだけのせいにはできません。アントラーズのクラブ運営、そしてサポーター全員の責任を問われてしかるべきだという自覚が必要なように思いました。

面と向かって対峙するのは難しいので、抵抗の意思としては「ゴール裏を離れる」という選択をする人が多いかもしれませんが、いつかは正面から止めなくてはいけないように思います。サポーター全体として自浄行動が少ない、問題意識が足りないのは反省しなくてはならないと思いました。

 

 

あとは、明るい話題で、帰りの新幹線が、選手・スタッフの皆さんと一緒でした!

まず新潟駅で遭遇し、ファンサを求めることはしませんでしたが、「おつかれさまでした」を言うことができました。カイオは握手してくれました。

東京駅では流れで岳さんの隣で階段を降りてしまった…近すぎてあんまり見れませんでしたが、メガネ姿がかっこよくてドキドキ。スタッフさんと話している声、内容も聞いてしまいました。

後ろにはユキくんやバチくん、源ちゃん、聖真、カイオ、ワグネル、セレーゾさんなど。口笛吹きながら歩いてたり、海外サッカーの話をしていたり、選手たちの素が少し見えて楽しかったです。

 

全体としては、とても楽しく、いい遠征でした。今年の遠征は残り1つ、長居でのセレッソ戦。しっかり楽しみつつ、また勝ち点3のおみやげを持ち帰りたいです。

紙吹雪問題について考えたこと

もう今更感あるけど、私なりにいろいろ考えたのでまとめておきます。

 

鹿サポの間では柏戦直後から、「浦和戦で紙吹雪をやるらしい」と話題になり、反対意見が噴出して、主にTwitter上で争いになっていました。

クラブに問合せが複数行ったそうで、有料サイト上で「自粛していただいています。ご協力お願いします。」という形で公式の見解を発表。

 

そもそも、紙吹雪は鹿島の伝統であったそうです。私自身はその頃はテレビで見ていただけなので、当時どのような雰囲気だったのかはわかりませんが、みんなが納得してやっていたようです。

応援歌にも「舞い上がる紙吹雪~♪」とあるくらいなので、一般的な応援だったのだと思います。

しかし、2007年の浦和戦で大量の紙がピッチに舞い込み、試合の妨げとなってしまって、その後自粛という形を取った、ということのようです。

 

今回の浦和戦はそんなことを知ってか知らずか大論争になりましたが、当日紙吹雪は決行されました。

 

結果的に、ピッチには入っていなくてよかった。

個人的にはきれいだと思ったし、何より子どもたちがとても楽しそうで嬉しかった。

大量にまとめて降ってきて痛かったり、エロ漫画やレシートが紛れていて呆れたりしましたが…できればもっと品のいい紙を撒きたいなぁ。お金かかるのはダメだし、軽い紙だとピッチに入りやすくなっちゃいますかね。

 

反対派の中心意見になっているゴミ拾いについては、特に問題にならないと思いました。拾っていて嫌そうな人もあまりいなかったと思います。

でも、みんなの合意ではなくサプライズという形で撒いた以上、企画者は責任を持ってゴミが落ちていないかを最後にチェックしてほしいです。そこがちゃんとしてさえいれば、「全部自分で拾え」とか言うのは違うかと。

 

個人的に嫌だと思ったのは、紙吹雪が声を出すことの妨げになっていたことです。

合意の上でやったわけではないから、慣れていない特別なことだから、ということもあると思います。

写メ撮って後ろ向いてるくらいなら選手コールしたほうがいいと思ったし、文句言ってて一時的にでも応援のテンション下がった人がいるのも残念だったし、足元が紙の山で跳ねられなくなってる人がいたのも、チームにとっていいことなのかわからなかった。

あの日のゴール裏の雰囲気はすごくよかったけど、紙吹雪がなければ、あるいはみんなが納得してできたなら、もっともっとよかったかもしれない、と思う気持ちもあります。PK与えたシーン、足元片付けてて見てなかった人とかもいたし…サポーターも集中していないとチームは悪い方向に行くと思っています。

 

でも、そういう個別のこと以上に、過激な反対意見にはもっと根本的なサポーター心理があるような気がします。

つまり、あれだけ反対があって、公式も見解を出しているのに、その声を無視して強行するという姿勢というか、無視されているってことそのものに腹を立てている人が多いのではないでしょうか。

そもそも、今回の「サプライズ」って在り方自体、一部のコアサポ以外は蚊帳の外、一緒にやる側ではなくて「サプライズを仕掛けられるお客さん」。

ひとつになって応援しよう、と口ではいいながら、「結局仲間に入れてくれないのね」という感覚も私にはありました。

 

今までも、インファイトは他のサポーターを「使って」応援している、という印象があります。

 

もし、

「強かった鹿島の伝統である紙吹雪を、優勝を占う戦いであり、入場者数の見込まれる浦和戦でやりたいと思います。
過去にピッチに舞い込んだことがあり自粛していましたが、風向き等十分に考慮し、ピッチに入れないよう配慮した上で決行したいと思います。
クラブにはすでに連絡し、許可をいただいています。試合後はゴミ拾い等にご協力をお願いします。
みんなでスタジアムを盛り上げ、選手をサポートしましょう!」

などとサポーター全体に告知していれば、それなりに支持されただろうし、ここまでの対立は生まれなかったのではないでしょうか。

 

一緒に応援するファミリーだと言うものの、本当はそう思ってくれていない。そんな悲しみが怒りに変わっている面が紙吹雪問題の裏にあると思います。

 

それから、「昔はやっていたじゃん」をそれを知らない人たちに振りかざすのは酷だと思います。

もちろん何も知らないままに批判するのはよくないと思いますが、今の価値観でものを判断をするのは自然なことです。その価値観に合わせた説明をせずに「昔はやっていたからいいんだ!」では納得できるはずもないと思います。

それに、問題があって途切れたのだから、復活させるときには「今回は問題を起こさないための配慮をする」という説明が絶対的に必要なのではないでしょうか。また、迷惑をかける可能性がある限り、クラブに連絡するのも義務的なことだと思います。

 

私の立場はピッチに入らなければやりたい、でもみんなで一緒に、クラブにも許可をもらってやりたい。サプライズとかではなく、一緒に参加させてほしい。みんなで一緒に雰囲気を作って初めて一体感が出るものなのではないか、ということ。

 

あと、肯定派も否定派も相手の 意見を聞く気がないから寂しくなります。お互いに理解しようとしない家族は離散してしまいます。

最近来るようになったサポーターも多く、その誰もがSNS上で簡単に声を上げられる。逆に「情報が入らない」「情報を伝えられない」ことにもすごく敏感にストレスを感じるようになっている時代です。

誹謗中傷もあるかもしれないけれど、インファイトがインターネットを使ってサポーターに情報を公開し、またこちらの声も聞く姿勢を示してくれたら、もっといい雰囲気が作れるんじゃないかな。

 

私もスタジアムに行くようになってから1年半くらいの超新参サポです。なので、あまりクラブの歴史は分かっていないかもしれないし、インファイトのことやゴール裏事情も私の知らないことばかりだと思います。

それでも真面目に応援のことを考えているつもりだし、クラブのことも勉強して知りたいと思っています。何より、アントラーズを勝たせたいと思っています。だから、一番結束が求められる状況で、サポが分裂するのを見るのは嫌だった。

 

まだ4試合残っていて、優勝の可能性があります。どちらかが口を閉ざすのではなく、どこかで上手く妥協して一致団結する道が開けたらいいと思います。

 

【追記】

Twitterでよく見られた意見と、それについての考えも記録しておきます。

 

「試合前からお祝いみたいで変。勝ってからやりたい」
→これは「伝統」という言葉で納得してもらえるかもしれません。昔やっていて、一体感やいい雰囲気を作って勝っていたなら、それを再現しようとするのは悪いことじゃないと思います。

 

「浦和戦だけ特別視するのは変。やるなら全試合やろう」
→これはとても微妙だな…と。私も去年ならそう思っていたかもしれないけれど、やっぱり浦和戦って特別な雰囲気がある。
観客数も普段よりだいぶ多いし、選手のサポートをする姿勢は当然毎試合同じなのだけれど、この試合ではサポーター同士の見栄や意地があるのもわかる気がするのです。なんというか、負けたくない。
でも、声で負けていたら意味ないので、もっと声を出すため、気持ちを盛り上げるための手段になるなら、浦和戦で特別なことをしてもいいと思います。

 

 

鹿島vs浦和(10/26 J1第30節)

カシスタゴール裏で観戦。

ビジター側のゴール裏は全面浦和サポ。鹿島に限らず難しいことだけど、毎試合あれくらい来てくれたら盛り上がるのになぁ。そして埼スタの鹿島側も全面開放してくれたらよかったのに、と思いました。

浦和サポさんの応援のまとまりと声量はさすがでした。鹿島側も対抗心からかいつもより声が出ていて、いい雰囲気だった。

お互い好きじゃない、意識し合う関係なんだなぁと。今は冷静ですが、私も相当熱くなってた。

 

さて、試合は立ち上がりに脩斗くんが興梠を倒してしまいPK献上。

ここでゴール裏の一体感はすごかった。ソガを応援してから、大旗が全部真ん中に寄って、みんなでタオル回してブーイング。

そして、真ん中に蹴ったボールをソガが足でセーブ!!本当によかった!!

これで勢いに乗った鹿島が柴崎・カイオを中心にして攻撃のチャンスを作ります。

 

でも、みんなちょっと消極的だった。シュートが打てるところで打たない。クロスが上げられるところで上げない。ボールが奪えるところで寄せない。もっと思い切ってプレーしてほしかったし、相手のマークも甘かったように思うので、行けるところで行かないと怖くない。

あと浦和は相変わらずバックパスが多かったですが、赤崎がまったく追う素振りを見せないので簡単にやらせてしまっていた気がします。そこにはダヴィのようながむしゃらさがほしかった。

 

でも、前半40分くらいに聖真の華麗にスルーしたボールをカイオが受けて、ドリブルで切り込みミドルシュート!これが綺麗にファーに決まって先制!

最高の瞬間でした。

カイオは真っ先にベンチへ行って、そのあとゴール裏煽ってくれて。聖真も煽ってたっけ。この辺テンション上がってて覚えてないw

 

最近は前半で追いつかれるパターンが多かったですが、今回は1-0のまま折り返し。勝てるような気がしたんだけどなぁ…。

 

後半も引き気味に守っていたのですが、ちょっと出足が遅れたり、パスミスも増えていたと思います。

そして、後半20分位に阿部のミドルシュートをソガが弾いたところを途中出場の李に詰められて同点。

ボールウォッチャーになってしまって、阿部に簡単に打たせてしまったことも問題ですが、それ以上に、李がオフだと思ったのか誰もマークに行かず、またソガが弾いたボールを誰もクリアに行かなかったのが納得できません。いつもセルフジャッジで失点してるんだから、そろそろ本気で反省してほしい。

 

あと、この失点の時間、ピッチサイドで本山が準備しているのが見えていました。

「本山くる!」って集中を欠いたサポーターもたくさんいたような気がします。そういうとき必ず失点するので、我々も反省しなくてはなりません。

 

同点になってからも鹿島の消極性が目立ちました。聖真もヤスも打てるところで打たない。本山はさすがの素晴らしいプレーを見せてくれたし、カイオの負傷交代で出たトヨは気迫あふれていたけど、ゴールは奪えず。結果は1-1のドロー。

 

また、ホームで勝てる試合を落としてしまった印象があります。とてもとても残念です。でも、川崎が負けて、3位に浮上。ガンバと離れてしまったことのほうが痛いかもしれません。

浦和はガンバとの直接対決に敗れれば首位陥落の可能性もあり、またガンバは最終節に徳島を残すため有利な状況。

なのでこのドローは痛み分け。試合終了の瞬間の静けさが忘れられません。

 

今の鹿島は若く、王者でもなんでもないし、優勝が義務付けられているなんて偉そうにいえない。中堅世代が少なく、3連覇を経験したメンバーもどんどん減っている中、鹿島の伝統を伝えるのは今まで以上に難しいと思います。

だからこそもっともっと応援しなくてはいけない。サポーターも昔に戻ろうとするのではなく、新しい鹿島をどのように支えていくか考えなくてはならないと思います。心構えの問題だけれど、昔とは状況が違うということを受け入れて一緒に戦わなくてはいけないように感じています。

 

まだあと4試合あります。数字だけ見れば、優勝はまだ消えたわけではありません。脩斗くんの出場停止も痛いけれど、諦めないで新潟に乗り込みます。

CLグループステージ 第3節

■10/22 シャルケvsスポルティング・リスボン

ディ・マッテオ監督就任後、初のCLでした。

内田さんは安定の先発。田中順也は招集されるもベンチ外でした。

 

試合はお互い守備が不安定な印象。スポルティングはファールが多すぎ。シャルケはスペース空けすぎ。

でも技術ではシャルケが上回っていた中、CKのサインプレーからフリーのナニがシュートを決め、失点。内田さんとか気がついていたようだったけど、味方を動かせませんでした。

 

その後もシャルケが攻めるたびに相手がファール…というような状態が続いて、前半30分くらいについに退場者が。そしてその直後にオバシのゴールが決まって同点に追い付きました!

でも、その後は全く人数差を感じない戦いに。週末の鹿島を思い出す…。

そんな中、後半に入ってオバジのアシストからフンテラールがゴールで勝ち越し!そしてさらにセットプレーからヘヴェデスがゴール!

3-1として、安全かと思ったのですが…。

 

直後に右サイドで内田がボール奪取に失敗してエリア内に入られると、カバーにきたアイハンくんが相手の足を踏んでしまいPK。

そのあとも攻められて、10分後くらいに崩されて同点弾を浴びます。週末の鹿島のような展開…心の傷がえぐられます…。

その後もあまりいい戦いができず、このまま引き分けかと思われた後半ロスタイム。

 

エリア内で相手がハンドを取られてシャルケがPKを獲得!これをチュポモティングが決めて4-3の勝ち越し!そのまま試合が終わって勝ち点3をゲットしました!

 

最後のハンドは正直微妙。触ってなかったような気がする。角度的にたぶん他の選手、主審にはハンドに見えたでしょうけど、線審は見ていなかったのかな?そしてあまり抗議をしていないのも不思議でした。

 

何はともあれ、勝ち点3ゲット!ここで負け・ドローだったらGL突破は厳しかったから、本当に助かった!

でも、10人のスポルティング相手にあの戦いじゃ心配だ…しっかりしてほしいよ…。

 

ちなみにこの日は高い会場でもやたらと点が入る日で、なんと8試合で40ゴールが決まりました。なんなんだろう。

ここでGLは折り返し。ここからはさらに重要な試合になります。シャルケの突破を願いつつ、この大会を楽しみたいと思います。

 

CLグループステージ第3節結果 ↓

グループA
アトレティコ・マドリー 5-0 マルメ
オリンピアコス 1-0 ユベントス

グループB
ルドゴレツ 1-0バーゼル(柿谷ベンチ)
リバプール 0-3 レアル・マドリー

グループC
モナコ 0-0ベンフィカ
レヴァークーゼン 2-0 ゼニト

グループD
ガラタサライ 0-4 ドルトムント(香川スタメン82分交代)
アンデルレヒト 1-2 アーセナル

グループE
CSKAモスクワ 2-2 マンチェスター・シティ
ローマ 1-7 バイエルン・ミュンヘン

グループF
バルセロナ 3-1 アヤックス
アポエル 0-1 パリ・サンジェルマン

グループG
チェルシー 6-0 マリボル
シャルケ(内田フル出場) 4-3 スポルティング・リスボン(田中ベンチ外)

グループH
BATEボリソフ 0-7 シャフタール・ドネツク
ポルト 2-1 アスレティック・ビルバオ

神戸vs鹿島(10/22 J1第29節)

スポーツバーで観戦しました。

 

カイオと長期離脱のダヴィに代えて、トヨと赤崎が先発。

トヨくんへの期待感は半端なかった。彼はベンチに眠っているべき選手じゃない。

 

でも、ピッチ状態が悪かったこともあり、お互いにミスも多くシュートが少ない塩試合。

満男さん、岳さんがフリーで持たせてもらえるシーンが多くあり、そこから素晴らしいパスが出ていましたが、前線が決めきれず。

後半はワグネルの投入後流れが悪くなり、ピンチシーンも増えました。危なかったけど、相手も決めきれず、スコアレスのまま試合終了。

 

あの状態でワグネルを出したセレーゾさんの采配には疑問が残ります。本山のほうがいい。

もちろん、パスコースは作っているし、彼なりのプレーはしているのでしょうが、鹿島でプレーする以上、まずは走らないと。もともとスピードはなくても、絶対攻めさせない、ボール奪ってやる、っていう気概を見せてほしい。

優勝争いの最後のチャンス。35歳の助っ人外国人をフィットさせている時間はない。勝ちにこだわった采配を見せてほしいです。

満男さんとフリーキックでちょっと揉めていて、試合後も満男さんが監督・ワグネルにブチ切れていました。あのパフォーマンスでは仕方のないこととは思いますが、これからのチームの雰囲気も心配です。キャプテンは信じていますが。

 

トヨは可能性を感じるプレーが多かったです。あとは決めるだけ!浦和戦でも使ってほしい。

赤崎は、もっとできる。抜け出しの早さは岳さんとの相性もいいはずだから、もっと積極的にゴールを狙ってほしい。

あと、カイオ。いつもなら間違いなくシュートの場面で打ちませんでした。ピッチn問題もあったと思いますが、ダヴィ不在のメンタル面の影響もあると思います。「アイツが狙ってるんだから、俺だって!」っていう。いつも通り、どんどん仕掛けてシュートを打ってほしいです。

 

ここに来て中位チームにドローは苦しいですが、上の結果も芳しくなく、まだ優勝が狙えます。

首位浦和もドローで勝ち点差は7のまま。2位G大阪が負けて勝ち点差2。3位に川崎が浮上して勝ち点差1。鳥栖は負けたので得失点差で鹿島を下回りました。面子は変わったけれど、4位キープ。正直ラッキー。この幸運を今後に生かせるかどうかです。

鹿島は次節浦和と対戦。ここに勝てばまだまだ分からなくなります。最近こういう試合に負けがちな鹿島ですが、気合を入れなおして、優勝に向けて駆け抜けたいです。

浦和だけでなく、川崎、鳥栖とも直接対決があります。ホームで弱い鹿島は見たくない。サポーターも一丸となって、勝ち点3をしっかり取りに行きたいです。

試合もろもろ(10/17~19)

観戦したけど記録していなかった試合たち。

■10/17 U-19日本代表vs北朝鮮代表(U-19AFC選手権大会準々決勝)

勝てばU-20W杯出場というゲーム。2006年以降、主力をあまり招集できなかったこともあって出場を逃し続けて、今回こそはと臨んだ試合でした。

 

エースとして期待されまくっていた南野くんを起点にして立ち上がりから攻め立て、北朝鮮は引いて守ってロングボール、という流れ。

ほとんど相手にはチャンスがなく、日本は数々の決定機を作りますが、決められない。

すると前半35分くらいから、少しの時間だけ来た北朝鮮の流れ。そこで相手CKのクリアミスからバタバタして失点。本当にほんの少し、集中を欠いた中での失点でした。よくある展開ですが…。

 

後半も同じように、日本がボールを持ち、北朝鮮が引いて守る。

坂井くんの投入でかなり流れがよくなりましたが、ゴールが遠い。

そのまま終わってしまうかと思われた83分、金子のドリブルからPKを獲得。

これを南野がしっかり決めて同点!そのまま90分が終了しました。

 

延長戦はあまり得点の可能性は感じなかった…というかシュート打てよ!という展開。北朝鮮PK戦に持ち込むことを狙って、時間を使いに来ました。キーパーが足攣った感じで何回も倒れたり…演技だろww

ファールも多くて怪我が怖かった。南野くんは顔を蹴られて出血。アジアの大会はこれが怖い…。

 

結局、点が奪えずPK戦北朝鮮が5人全員決めて、日本はエースの南野くんが最後のキッカー。試合中のPKと同じところに蹴って、止められてしまいました。

悪いキックじゃなかった。たぶん1本目がなければ決まってたでしょうけど、駆け引きに負けた感じですね。PKはくじ引きみたいなものだし、南野くんがおなければここまで来れてなかったから、まったく責められない。

 

U-20W杯にまたも出場できないというのは辛い。若いうちに世界を経験してほしかった。日本の育成はいろいろと考えなくてはいけないです。ユースやプロの若手だけじゃなく、その下の層も含めて。

あと、目指すサッカーのスタイルについても、A代表と一体でプランを考えたほうがいいと思う。一方ではアギーレ、一方では徹底したパスサッカー、協会に一貫性がないのは問題かと。

アジアのレベルはどんどん上がって、日本がW杯に出場できなくなる日も近いかも。早急に改善していかなければならない問題です。

 

■10/18 BL第8節 ケルンvsドルトムント

柏戦の敗戦で心が病んだ夜。香川先発、サコはベンチスタートでした。

もう試合内容とかよく覚えていない。やけ酒してたし笑

でも、1-1で迎えた70分くらいにサコが途中出場。そして、決勝点をアシストしました!右サイドで受けて、エリア内のDFとGKの間に落とす。バウンドしてその向こう側の選手に通り、無人のゴールに入れるだけ^^

相手の連携ミス、GKの処理のミスでもあると思いますが、絶妙なアシストだったと思います。

サコは鹿島が辛いとき、いつもいいニュースで元気づけてくれる。本当にありがとう!まだがんばれる!

 

■10/18 BL第8節 シャルケvsヘルタ・ベルリン

ディ・マッテオ監督の初陣でした。内田、細貝スタメン、原口ベンチスタート。

 

立ち上がりからシャルケペース。

シンプルにフンテラールにボールを預け、彼がキープして全体が押し上がる。ケラーさんのときよりもはっきりしたプレーが増えたような気がします。

内田さんが絶好のクロスを入れるもフンさんが外し…ウシスト未遂残念。

でも、そのあと20分くらいにユリアンのクロスからフンさんが頭で合わせて先制!

前半を1-0で折り返します。

 

後半は相手にもチャンスがありましたが、GKフェアマンの活躍もあって失点せず。

すると後半20分くらいに、ユリアンがドリブルで仕掛けてシュート!これが相手DFの足にあたるもゴールへ吸い込まれ、リードを広げます。

 

ヘルタはその後原口投入。

攻撃の手を強めるも、点は入らず、そのまま2-0で試合終了。

新監督初戦をクリーンシートの白星で飾りました!

 

シャルケはシンプルに戦えたのがよかったと思います。フンテラールユリアンという素晴らしい選手がいるので、考えさえしっかりしていれば勝てるはず。

内田さんはすごくいいシーンも多々ありましたが、ミスシーンもありました。評価は現地紙でも割れているようで、ベストイレブンに選ばれたり、4だったり。

でも、監督の信頼を得るに足る内容だったと思います。ベテランの風格も出てきた。

 

■10/19 関東大学サッカーリーグ戦 専修大学vs駒澤大学

西が丘でやっていたので、観に行ってみました。結果は5-3で専大の勝利。

大学サッカーは見るの初めてだったけど、個々人の技術以上に、守備の甘さがやっぱりプロと違うところかなぁ。

得点量産して赤崎の記録に迫っている専大の仲川輝人くん、そしてレッズユース出身の中村駿介くんは輝くものがありました。

でも、仲川くんは試合終盤に怪我で交代。検査の結果、かなり大きな膝の怪我と本人がツイッターで報告していました。来年からプロとしてのスタートを切るところだったのに、ダヴィ並みか、それ以上の離脱になってしまうでしょう。残念です。

噂では浦和はオファーを取り下げないとのこと。復帰してもこれまでと同じようなプレーができるようになるかどうか、本人も相当不安なはず。浦和さんは好きじゃないけど、選手にはいいサポートをしてくれるチームだと思うので、いつか対戦できたらいいと思います。