鹿島vs浦和(10/26 J1第30節)
カシスタゴール裏で観戦。
ビジター側のゴール裏は全面浦和サポ。鹿島に限らず難しいことだけど、毎試合あれくらい来てくれたら盛り上がるのになぁ。そして埼スタの鹿島側も全面開放してくれたらよかったのに、と思いました。
浦和サポさんの応援のまとまりと声量はさすがでした。鹿島側も対抗心からかいつもより声が出ていて、いい雰囲気だった。
お互い好きじゃない、意識し合う関係なんだなぁと。今は冷静ですが、私も相当熱くなってた。
さて、試合は立ち上がりに脩斗くんが興梠を倒してしまいPK献上。
ここでゴール裏の一体感はすごかった。ソガを応援してから、大旗が全部真ん中に寄って、みんなでタオル回してブーイング。
そして、真ん中に蹴ったボールをソガが足でセーブ!!本当によかった!!
これで勢いに乗った鹿島が柴崎・カイオを中心にして攻撃のチャンスを作ります。
でも、みんなちょっと消極的だった。シュートが打てるところで打たない。クロスが上げられるところで上げない。ボールが奪えるところで寄せない。もっと思い切ってプレーしてほしかったし、相手のマークも甘かったように思うので、行けるところで行かないと怖くない。
あと浦和は相変わらずバックパスが多かったですが、赤崎がまったく追う素振りを見せないので簡単にやらせてしまっていた気がします。そこにはダヴィのようながむしゃらさがほしかった。
でも、前半40分くらいに聖真の華麗にスルーしたボールをカイオが受けて、ドリブルで切り込みミドルシュート!これが綺麗にファーに決まって先制!
最高の瞬間でした。
カイオは真っ先にベンチへ行って、そのあとゴール裏煽ってくれて。聖真も煽ってたっけ。この辺テンション上がってて覚えてないw
最近は前半で追いつかれるパターンが多かったですが、今回は1-0のまま折り返し。勝てるような気がしたんだけどなぁ…。
後半も引き気味に守っていたのですが、ちょっと出足が遅れたり、パスミスも増えていたと思います。
そして、後半20分位に阿部のミドルシュートをソガが弾いたところを途中出場の李に詰められて同点。
ボールウォッチャーになってしまって、阿部に簡単に打たせてしまったことも問題ですが、それ以上に、李がオフだと思ったのか誰もマークに行かず、またソガが弾いたボールを誰もクリアに行かなかったのが納得できません。いつもセルフジャッジで失点してるんだから、そろそろ本気で反省してほしい。
あと、この失点の時間、ピッチサイドで本山が準備しているのが見えていました。
「本山くる!」って集中を欠いたサポーターもたくさんいたような気がします。そういうとき必ず失点するので、我々も反省しなくてはなりません。
同点になってからも鹿島の消極性が目立ちました。聖真もヤスも打てるところで打たない。本山はさすがの素晴らしいプレーを見せてくれたし、カイオの負傷交代で出たトヨは気迫あふれていたけど、ゴールは奪えず。結果は1-1のドロー。
また、ホームで勝てる試合を落としてしまった印象があります。とてもとても残念です。でも、川崎が負けて、3位に浮上。ガンバと離れてしまったことのほうが痛いかもしれません。
浦和はガンバとの直接対決に敗れれば首位陥落の可能性もあり、またガンバは最終節に徳島を残すため有利な状況。
なのでこのドローは痛み分け。試合終了の瞬間の静けさが忘れられません。
今の鹿島は若く、王者でもなんでもないし、優勝が義務付けられているなんて偉そうにいえない。中堅世代が少なく、3連覇を経験したメンバーもどんどん減っている中、鹿島の伝統を伝えるのは今まで以上に難しいと思います。
だからこそもっともっと応援しなくてはいけない。サポーターも昔に戻ろうとするのではなく、新しい鹿島をどのように支えていくか考えなくてはならないと思います。心構えの問題だけれど、昔とは状況が違うということを受け入れて一緒に戦わなくてはいけないように感じています。
まだあと4試合あります。数字だけ見れば、優勝はまだ消えたわけではありません。脩斗くんの出場停止も痛いけれど、諦めないで新潟に乗り込みます。