空蒼の海―日記

鹿島アントラーズ応援。家事に追われつつ、仕事したり、歌ったり、何か書いたり、いろいろと。

新潟vs鹿島(11/2 J1第31節)

ビックスワンで観戦してきました。

4戦勝ちなし、ここで勝ち点3が取れなければいよいよ優勝はなくなる、という1戦。

鹿島からは1500人のサポーターが集まりました。少ないくらいに感じたけど…。

 

前節負傷交代のカイオに代わってトヨ、出場停止の脩斗くんに代わって前野選手会長が先発。1トップは赤崎。

 

前半は完全に新潟ペース。

前野は試合に入れていないのか、守備の面でミスが目立ち、左サイドを狙われることが多かったです。

攻撃陣は動き出しが少なく、ボールを奪えないし、収められない。

赤崎はまったく物足りない。トヨはアイディアはあったように思うけど、技術がまだまだ。聖真はこういう展開だと消えがちですが、ボールを持ったときにはドリブルで仕掛ける意識が見えました。ヤスは最近の試合同様にミスが多めで、どうしたのかなぁと。

岳さんはアイディアを見せていましたが、周りと合わず。というか、岳さんは周りを動かすタイプではなく、動いているところに出すタイプだと思うので、出しどころがない状態になっていたかもしれません。セットプレーはまだまだ。

 

それでも、ソガや昌子や大伍の奮闘でなんとか無失点で試合を運びましたが、前半終了間際に鈴木武蔵にゴールを決められて失点。

1回抜かれたあとがっくりしてしまい次の対応が遅れる、という植田の悪い癖が出ていました。

そのあとフリーキックのチャンスがあり、サインプレーを選択しますが、上手くいかず。サインプレーってあんまり怖くないような…。

 

後半は応援も一気にヴォルテージをあげ、逆転を目指します。

立ち上がりはやはり不安定でしたが、早い段階でトヨ、赤崎に代えてカイオ、充孝を投入。ここで一気に流れが変わりました。

カイオの成長には目覚ましいものがあります。スピードはもちろん、ドリブルの駆け引きが本当によくなった。シュートも最近決まっているし、あとは少し視野が広くなって、効果的なパスが出せるようになったら、本当にネイマールみたいな選手になっていきそうです。帰化の話も期待してるけど、セレソンを目指してほしい気もするなぁ。

 

さて、攻め続ける展開の中、満男さんの落ちるFKから充孝がダイレクトボレー!これが決まって同点。

さらに試合終了間際、レオシルバが大きな決定機を外した直後、右サイド高い位置でボールを受けた大伍が時間をかけて狙い、相手の股を抜いてシュート!逆転に成功しました!

そのあとも危ない場面がありましたが、カイオのポスト直撃シュートなどチャンスも作りながら時間を使って、そのまま1-2で試合終了。5戦ぶり、1ヶ月ぶりの勝利でした。

 

特に同点になってからのゴール裏の雰囲気はとてもよかったです。みんなしっかり声出していて、一体感があり、必ず逆転できる予感がしました。

試合後にはいつもより多めにオブラディして、そして「奇跡を起こせ」の大合唱!逆転優勝に向けて、この勝利は本当に本当に大きい。

大伍は試合後インタビューで、サポーターのほうを見ながらコメントしてくれていました。「応援してください」ではなく、「一緒に戦っていきたい」と言ってくれていたのも嬉しかったです。

 

試合前には、後半ATのヤナギのゴールで仙台がG大阪に追いついて、ドローに持ち込んだことも分かっていました。これによりガンバとの勝ち点差は2に縮まりました。

しかし、翌日の試合で浦和が横浜に勝利。勝ち点差は7のまま。次節、浦和がガンバに勝利すれば優勝確定となってしまいます。

鹿島の逆転優勝には3連勝が必須、さらに浦和が2分1敗以下、ガンバが2勝1分以下でチャンスがあります。

望みはまだ残っています。諦めずに戦っていかなくてはなりません。

得失点差勝負になる可能性もあるので、リーグトップの得点力を活かして、攻め勝ってほしいと思います。

 

ナビ決勝と代表戦のため、しばらくリーグは中断。休み明けの弱さが目立つ今年の鹿島ですが、いい準備をして5位川崎戦に臨んでほしいです。

 

ここからは余談。

 

試合前、インファイトがフェンス越えて入ってきた相手サポや、お米のPRマスコットに暴行を働いていました。フェンスの警備員さんにも「壁ドン」して恫喝したりも。

とてもとても嫌な気分でした。

たとえ相手に挑発行為があったとしても(そうは見えませんでした)、暴力が認められる理由にはなりません。追い出したいにしても、警備員さんに指摘するなど、暴力的でないやり方があるように思います。

それを「敵を戦っている」と評するのも理解できません。サッカーでの戦い、ピッチの上での戦いだけが重要なのであって、相手のスポンサーやサポーターを攻撃する必要など微塵もないと思っています。考え方の違いかもしれませんが、一般的な道徳意識から外れたヤクザ的、暴力団的な思想があるように感じて残念でした。

選手が相手をリスペクトして戦っているのと同じように、サポーターも相手を尊重しなくてはならないと思います。

 

また、自分も含めて、それを遠巻きに見て、ひそひそと悪口を言うだけになってしまいました。鹿島サポは暴力を容認していると言われても仕方がないです。

今までもいろいろ問題があって、「一部のサポが…」といつまでも言い訳して黙認するわけにはいかないと思います。今はリーグも敏感になっているので、無観客試合や勝ち点剥奪になったとしてもおかしくないし、そういうときにインファイトだけのせいにはできません。アントラーズのクラブ運営、そしてサポーター全員の責任を問われてしかるべきだという自覚が必要なように思いました。

面と向かって対峙するのは難しいので、抵抗の意思としては「ゴール裏を離れる」という選択をする人が多いかもしれませんが、いつかは正面から止めなくてはいけないように思います。サポーター全体として自浄行動が少ない、問題意識が足りないのは反省しなくてはならないと思いました。

 

 

あとは、明るい話題で、帰りの新幹線が、選手・スタッフの皆さんと一緒でした!

まず新潟駅で遭遇し、ファンサを求めることはしませんでしたが、「おつかれさまでした」を言うことができました。カイオは握手してくれました。

東京駅では流れで岳さんの隣で階段を降りてしまった…近すぎてあんまり見れませんでしたが、メガネ姿がかっこよくてドキドキ。スタッフさんと話している声、内容も聞いてしまいました。

後ろにはユキくんやバチくん、源ちゃん、聖真、カイオ、ワグネル、セレーゾさんなど。口笛吹きながら歩いてたり、海外サッカーの話をしていたり、選手たちの素が少し見えて楽しかったです。

 

全体としては、とても楽しく、いい遠征でした。今年の遠征は残り1つ、長居でのセレッソ戦。しっかり楽しみつつ、また勝ち点3のおみやげを持ち帰りたいです。