『ジルゼの事情』観劇記録
Cocco主演、劇団鹿殺しの『ジルゼの事情』を観劇してきました。
…劇団の名前が鹿サポ的に縁起悪いんですが…w
1月の初演は渋谷のシブゲキで行われ、今回は池袋のサンシャイン劇場。
箱がだいぶ大きくなったのでどうかなと思いましたが、何の問題もなかったです。
それどころか、1月の公演より格段にレベルアップしていました。
ストーリーはバレエの古典『ジゼル』をベースにしつつ、
「家族」というテーマを追加し、「死」「愛」というテーマをより深くしたもの。
あとからゆっくり考えると突っ込みどころはいろいろありますが、見ているときはそんなことまったく気にならない。物語の世界に引き込まれる作品です。
特にCoccoの表現力がすばらしい。
彼女が踊ったり、鼻歌を歌ったりするだけで、会場の雰囲気が一変する。
彼女が話すたびに涙が零れる。それほどの表現力。
1曲だけちゃんと歌うのですが、そこでは役を離れてCoccoになっていました。
体に染み渡る歌声。涙。
とにかく泣いて泣いて泣いて、公演終了。
死にたくなる日もあるけど、これからもがんばって生きていこう。
そんな風に思わせてくれる作品でした。